バレエに不向き

バレエを習いにいきたいね

足の形が特殊ということで、私は今までの人生で、いろんな制限を受けてきたのですが、一番悲しかったのが、<バレエに不向きな足>だったことでした(笑) 小学校低学年の頃、幼馴染とともに、あるバレエ漫画にハマっていました。綺麗なチュチュや羽根飾りを身にまとってバレエを踊る女の子に、子供ながらに本気で憧れました。「一緒にバレエを習いにいきたいね」という話になり、親にバレエを習わせてくれるようお願いしました。

双方の親の承諾を得て、さっそくバレエレッスン場へ見学に行きました。 バレエの女性コーチが出てこられ、バレエに一番大事な足に異常などがないかどうかを確認することになりました。幼馴染の友人は、すぐにOKをもらいました。 私の足チェックの番になったとき、先生が「ちょっと靴下を脱いでみて」と言いました。脱いで見せると、先生は首をひねり、「うーん。この足の形では、バレエはやらないほうがいいでしょうね…。」と私の足を触りながら言いました。私はショックを受け、「どうしてですか」と尋ねると、先生は申し訳なさそうに、「こういうつま先の形の場合、バレエをやると将来足を痛めることになるんですよ」と言いました。親指よりも他の指が突出している場合、まずトゥーシューズが履けないのだそうです。履けたとしても、つま先立ちで踊らなければならないバレエでは、足指の骨などに異常をきたすことが多い、と説明されました。

結果、幼馴染だけがバレエを習い始め、私は泣く泣くバレエをあきらめる羽目に。幼馴染のバレエの発表会も見に行きましたが、羨ましくて仕方なかった覚えがあります。 という訳で、私はいまだに、バレエに憧れを抱き続けています。