私の通った女子高はカトリック系
私の通った女子高はカトリック系で、制服の色が少し特殊でした。なぜなら、カトリック学校の女生徒として好まれる“もっとも清楚な色”というのが、『紫がかった濃紺』というものだったからです。この『紫がかった』というところがポイントで、普通の紺色ではないため、当然靴の色も『紫がかった濃紺』でした。
私の足は、特殊な形です。どんな靴でも最初は酷く靴ずれが起きます。ところが、この高校の制靴は、カッチリとした形状のしっかりした素材だったので、いくら履き続けても靴ずれがまったく改善されませんでした。いくら絆創膏でカバーしても、血マメが出来、すれて足が真っ赤になるほどで、毎日その靴で登校するのが苦痛でした。
あまりにも痛くて我慢できなくなったので、私は学校に、「制靴に似た形状の靴を探すので、指定靴以外の靴を履かせて欲しい」という旨、申し出ました。先生は私の足を見て納得し、校内でただ一人、別注の靴を履く許可を得ました。
靴のメーカーをあちこち回り、オーダーメイド靴を注文しようとしたのですが、『紫がかった濃紺』のローファー靴など、どこにも置いてありません。何店舗も回った末、ようやくちょっと制靴に近い色の靴を見つけました。デザインは違いましたが、「もうこれでいいや」という感じで採寸し、オーダーしました。私の足にジャストな靴が家に届いたので、早速それで登校しました。が、自分の足に合わせたにも関わらず、やはり靴ずれが起き始めました。ほとほと自分の足に嫌気がさしました。オーダー靴は数万円したのですが、それも無駄になりました。結局、商店街の靴屋さんで普通の紺の数千円の靴を買い、それがたまたま私の足にフィットしたので、それで3年間通いました。
ただ、デザインも色も明らかに周囲と違うので、周囲に色々言われ続けて面倒でした。